etsawとはabout etsaw

大阪大学発!端財アップサイクルプロジェクト「etsaw(エットソー)」
学生×大学×クリエイター×企業

端財アップサイクルプロジェクト「etsaw(エットソ-)」は大阪大学 先端教養「技術と社会」の課程の中で、2015年後期授業として開講しました「端財アップサイクル講座」で生まれたプロジェクトブランドです。
「端財アップサイクル講座」とは、工場から出る端材や不良品、不要品を“機能性” “応用性” “素材観” など多面的な見方をし、さらにデザインというひと工夫を加えることで新たなモノとして蘇らせ(アップサイクル)商品化し販売までを体験するプログラムです。

既成概念を捨て、自ら考えなければ捨てるものから価値を見いだすことはできません。

講義の中では、様々な方にお越しいただき、製造の現状の話、ワークショプなどを通して、実際に手を動かして商品を創ります。

さらに、学生達の創造力を高めるために、最終的にはイベントで販売するという出口を用意しました。

開発の過程において、学生一人に対し、関西で活躍するクリエイターにサポートで入っていただき、1対1で商品開発を行いました。
単にモノを創るという行為だけでなく、答えのない問題を考え、工夫し、たくさんの価値感に出会い、様々な人に助けていただきながら制作することで、考える力、創造する力を養うことを目指しました。
学生とデザイナーとものづくり企業が連携し、端材をアップサイクルした今回の新商品には、今の日本の様々な問題点が凝縮されています。
ぜひ、その開発物語と合わせ商品と、このプロジェクトにご関心いただければと思います。


etsawとは

ブランド名の考案にあたって

大阪大学 外国学部外国語学科デンマーク語専攻
長澤 杏

第10講の小川さん(積水ハウス株式会社)の講義「販売の極意、ネーミングの重要性」において、ユニークでかつ分かりやすいことが重要とおっしゃっていたのを聞き、アップサイクルというコンセプトのもと考えた。
また、ネーミングにおいては個人的にフラッシュアイデアが大事だと考えるので、あまり熟考せず、思いつきでたくさんのアイデアを出していくなかで生まれたブランド名。 最初は少しアカデミックな一般名詞(万物流転のギリシャ語「パンタレイ」)などを考えていたが、分かりやすさに欠けると思い直した。
前述した小川さんの講義では、大衆の親しみやすさがネーミングのポイントになるということで、もっと一般的な名詞に工夫を加えることを考えてみた。
アップサイクルとは無価値と見なされているものに対する着眼点を変えることで付加価値を与えることだと、授業を通して理解したので、無価値・ゴミという意味の英単語"waste"の逆ということで、"waste"を逆から呼んだ"etsaw"を提案した。
意味としての「逆」ということを字面としての「逆」読みへと転換したところにオリジナリティがあると思う。
etsawが逆から読むとwasteということに、このブランド名を目にした人が気づくことで、発想の転換による資源の再分配について考えるきっかけにしてほしい。 また、この気づきがアップサイクルという分野や他の分野においても、単純な考え方や視点の変化が、大きな価値を生むということに繋がることを期待する。


Designer(学生)×Producer(クリエーター)

週1回の授業以外に、学生とクリエーターで個別に打ち合わせを行い、商品開発を進めました。

  • Designer(学生)×Producer(クリエーター)
  • Designer(学生)×Producer(クリエーター)
  • Designer(学生)×Producer(クリエーター)
  • Designer(学生)×Producer(クリエーター)
  • Designer(学生)×Producer(クリエーター)
  • Designer(学生)×Producer(クリエーター)

講師

濱田 格雄

濱田 格雄

(特任講師)

産学連携本部e-square

大阪大学で10年、学生・院生
(博士(理学))、博士研究員、
ポスドクを経て、現在に至る。

生物物理、生物が光を検知する仕組みの
研究を行っている。

担当講師コメントはこちら >>

原田 徹朗

原田 徹朗

(特別講師)

株式会社レイ・クリエーション
代表取締役社長
株式会社大阪ケイオス 取締役

企業や商品のデザインコンサルを手がける傍ら、製造業のブランディングや地域活性化のためのイベントなどソーシャルデザインに携わる幅広い活動を行っている。


担当講師コメントはこちら >>

pagetop